演奏上手は見せ上手?2011年02月14日 13:09

先日、心斎橋に遊びに行ったときに、○木楽器スタッフさんのデモ演奏を見ました。

私も、LINKでなんちゃってデモンストレーターとして演奏をしたことがあるので、どんな風にやっているのかなーと思いながら見ていました。

まず、感じたことは演奏が上手なのはもちろん、見せ方が上手だなということでした。

・笑顔で演奏
・演奏中も、周りを見ている
・目が合うとニッコリ
・楽しそう、余裕がある感じ
・しゃべるときも、周りを見渡しながら話している
・演奏する曲は、映画、ディズニー、CMの曲など、どこかで耳にしたことがある曲

ここまでは、心構えでなんとかなりそう。。

・ベースは、かかとも使う(つま先だけで弾いているより、かかとを使っている方が格好良いよね。なめらかに演奏できるし)
・グリッサンド(高音→低音)がきれい(手のひらや指を寝かせてやるのではなく、中指から小指がキレイに立ってました。この3本だけでやろうと思うと痛くて出来ない。親指を寝かせてやっていて、中指から小指は添えているだけ?)
・メリハリのある演奏(メロディの切れ目には、手を鍵盤から離している)
・間違っても弾き直さない(コードも不協和音だろうが押さえっぱなし。確かに弾き直したら間違えたなってわかるけど、そのままだったらこういう譜面なのかなって思うよね。)

これは、見せ方。もちろん、技術的なこともあるのだと思うのだけど、こういったちょっとしたことだけで、上手に見える。

他にも、エレクトーンは、初心者の方でも簡単に演奏できるんですよ、とわざわざエレクトーンの脇に立って、左手は指一本で弾いていることがわかるようにアピールしながら演奏したり、譜面も、クリアファイルに入れてパラパラめくっているなぁ、と思ったら、集まっている客層によって演奏する曲を変えているらしい。

ただ単に、「上手い人」が演奏しているのじゃなくて、「デモンストレーター」が演奏しているというのはこういうことなんだなと改めて思いました。

話を聞いてみると、スタッフさんは、全員グレード5級を取得しているらしい。○木楽器はデモンストレーター養成講座もあるからなあ。いろいろコツとか教えてもらっているのかな。。

とにかく、「見せる弾き方」。
いろいろと勉強になりました。