心 ぽんっ。東日本大震災エレクトーンチャリティコンサート2011年06月02日 09:59

昨日は、富岡ヤスヤさんの呼びかけのもと集まった、エレクトーンプレーヤー15名による、東日本大震災エレクトーンチャリティコンサートに行ってきました(^^)

出演メンバーは、
赤崎夏実さん、AYAKIさん、安藤禎央さん、尾野カオルさん、柏木玲子さん、
窪田宏さん、冴咲賢一さん、坂井知寿さん、島田聖子さん、高田和泉さん、
鷹野雅史さん、田辺敏男さん、富岡ヤスヤさん、中野正英さん、渡辺睦樹さん
と蒼々たるメンバーでした♪

こんなメンバーの演奏を一気に聴ける機会など、滅多にあることではありません。
本当に豪華で貴重なコンサートでした。

ということで、以下にコンサートのレポートについて、書いておきます(^^)
曲名や演出など、細かく書いています。
まだ、名古屋、東京でのコンサートが終わっていませんので、ご覧になりたい方のみ、スクロールしてご覧ください♪
かなりのネタバレ&長文になっていますので、抵抗がある方も、ご遠慮くださいm(_ _)m
















会場は、難波にあるライブハウス「フラミンゴ」でした。
普段は、デーブルに座って食事をしながら楽しめるライブハウスですが、今回は、テーブルは取り払い、椅子をホールの客席のように並べた形態になっていました。

チケットも数日で完売したということもあり、開場1時間前には20名以上の行列ができており、開演時には、立ち見のお客さんも多くいらっしゃるという状態でした。

ステージにはステージアが2台、演奏者の顔が見える形で並んでいました。
譜面台とスピーカを取ってあったので、プレーヤーさんの顔や、足の動きがよく見えました。(鍵盤や手元が見えなかったのが残念!)

ライブハウスだけあって、音声は外部スピーカー。照明も華やかでより一層盛り上がりました。

演奏形態は、一人一曲、アイウエオ順に交互にエレクトーンに座って演奏していくという形態でした。
すごく良かったのは、一人のプレーヤーさんの演奏が終わると、もう一方のエレクトーンに次のプレーヤーさんが座り、準備、名前、曲などの紹介、語りをするのですが、その間、演奏を終えたプレーヤーさんが、アドリブでBGMの演奏をしてくださるということ!
なんて贅沢なんでしょうか!!
プレーヤーさん同士の掛け合いなどもあったりして、とっても面白かったです。

それでは、演奏曲の紹介です。

1.赤崎夏実さん 曲:Kick up
トップバッターは、「おはよう朝日」のエレクトーン奏者でおなじみの赤崎夏実さん。曲は、天才トランペッター、エリック宮城さんのカバー曲「Kick up」でした。早いベースワークがとっても圧巻でした。

2.AYAKIさん 曲:星に願いを
次は、ジャズアレンジで人気のAYAKIさん。「星に願いを」をジャズバラードで演奏してくださいました(^^)
しっとりとした曲も、さすが、AYAKIさんです。
センスが良くて聞き入ってしまいました。

3.安藤禎央さん 曲:HOPE
安藤さんは、東日本大震災復興のために書き下ろした曲「HOPE」を演奏してくださいました。しっとりした中にも力強さが感じられ、力が沸いてくる、そんな一曲でした。
この曲は、bandcamp、iTunes Store、Amazonの音楽サイトで、150円でダウンロードでき、その収益金は、東日本大震災の義援金として、全額が日本赤十字社に寄付されるそうです。

4,尾野カオルさん 曲:風のとおり道
尾野さんは、月刊エレクトーン2011年4月号にも掲載されていた『となりのトトロ』の挿入歌、「風のとおり道」の「ピアノハウス」アレンジを演奏してくださいました。
月エレで見て、とても気に入って弾きまくっていた曲だったので、生で聞けて嬉しかったです♪

5.柏木玲子さん 曲:遠い空に
みんなの復興を願う気持ちが彼の地へ届くように・・・と思いを込めてオリジナルの「遠い空に」を演奏してくださいました。
「ふるさと」が途中で使われている、柏木さんらしい、やさしい一曲でした。

6.窪田宏さん 曲:
MCの途中に今日は無礼講ということで、とステージ上にビールを持ち込み、一気飲みしてみせる一幕も(笑)
退場される柏木さんに咎められ、お客さんの笑いを誘っていました。
そんな窪田さんの演奏曲は、なんと、30〜10年前までの20年間に窪田さんが作曲された曲のメドレー。大いに盛り上がりました。

7.冴咲賢一さん 曲:Not alone
窪田さんの大ファンで、窪田さんの曲集は全部持っていて、全部弾けます、と冴咲さん。あまりの褒めっぷりに「もぉええわ」と窪田さんにつっこまれてました(笑)
そんな冴咲さんの演奏曲は、「Not alone」。しっとりとしたバラードでした。

8.坂井知寿さん 曲:シーガル
大盛り上がりのコンサートも坂井さんで折り返しです。
坂井さんの演奏曲はシーガル。日本語で「かもめ」です。
オーボエやアルトサックスなどの木管楽器の音色が美しい、やさしい音楽でした。
 余談ですが、坂井さんがアレンジされている「アシタカせっ記」、とても綺麗でオススメです♪

9.島田聖子さん 曲:Caribe
元気な曲を、と思い、ミシェル・カミロの「Caribe」を演奏します、と島田さん。そのとたん、会場から「おおっ!」という声が。
家に帰って調べてみたら、ラテンジャズの有名な曲みたいですね。
一応、音楽をやっているのだから、いくら苦手なジャズとはいえ、スタンダードな曲ぐらいは知っておきたいなぁ。
情熱的で力強い演奏でした(^^)

10.高田和泉さん 曲:In our tears
高田さんは、自身も阪神大震災を経験されたということもあり、今回の震災のことで大変なショックを受けられたそうです。
阪神大震災の時に、亡くなられた高校のときの恩師や、神戸の街のことを思い、作曲された「In our tears」を演奏してくださいました。
トロンボーンがメインのボサノバで、神戸の雰囲気が感じられる、そんな一曲でした。

11.鷹野雅史さん 曲:勇気100%
鷹野さんは、フラミンゴのホームページの出演者リストの中に入ってなかったので、登場されたとき、嬉しかったです♪
みなさま御存じ、アニメ「忍たま乱太郎」の主題歌、「勇気100%」を演奏してくださいました。
ご本人いわく、「知性と品とかが邪魔してしまって・・・」とフーガのアレンジでした(笑)

12.田辺敏男さん 曲:for everyone understand
お次は、ジャズオルガンプレーヤーで、関西でもっとも生徒数が多いと言われる「ベータナ」こと、田辺敏男さん。
「みなさん、なぜ私がここにいるかと思われるかもしれませんが・・・、なぜか富岡さんのメールに入ってたんですよ」と田辺さん。
「for everyone understand」を熱演してくださいました。

13.富岡ヤスヤさん 曲:
そして、いよいよこのコンサートの主催者である、富岡ヤスヤさん。
前にエレクトーンを演奏されていた鷹野さんがUSBを忘れてたことから、
「え〜、それでは、ここでオークションを行います。鷹野さんの忘れ物のUSB、まずは300円から」
会場からはどっと笑い声が起こるとともに、「500円」なんて声も聞こえたりして、盛り上がりました(笑)

そして、富岡さんは、
ベース・・・yasuyaの左足と、時々右足(笑)
パーカッション・・・yasuyaの左手
ギター・・・yasuyaの右手
によるファンキーなステージ。
パーカッションで「メリさんの羊」を演奏や、「自作なら著作権料タダ」と、著作権料やこのコンサートに対する思いなどを込めた、お客さんを巻き込んだ歌と演奏で、会場を大いに盛り上げてくださいました。

14.中野正英さん 曲:ボレロ
お次は、今年プレーヤーデビューされた中野さん。
若くて、しかもイケメンです(笑)
今、STAGEAをネットにつなげて聞ける「Net MusicTown ライブハウス」の一曲目で配信中の「ボレロ」を演奏してくださいました。
富岡さんのステージを受けて「ボレロも著作権料タダです」と中野さん。
お客さんの笑いを誘ってました(^^)
電子的な響きが面白い、独創的なアレンジでした。

15.渡辺睦樹さん 曲:どんなときも。
そして、トリは渡辺睦樹さん。
「ちょっと椅子を・・・」とエレクトーンの椅子を反対側に向けてらっしゃいました。お客さんからは「ヤスヤさんと一緒」と言う声も。
エレクトーンの椅子は、足置きが付いている方が前なのですが、やっぱり演奏される方によって反対の方が良いとか好みがあるんですね。
渡辺さんの演奏曲は月刊エレクトーン2009年4月号にも掲載されていた、槇原敬之さんの「どんなときも。」のシンフォニック・バージョン。
やっぱり名曲ですね!聞いていて元気がわいてきました。

16.上を向いて歩こう
最後は、プレーヤー全員がステージに上がって「上を向いて歩こう」を熱唱。
エレクトーン演奏は、渡辺睦樹さんと窪田宏さん。
今まで何も表示されていなかったステージ上のスクリーンにステージの映像と、歌詞が映し出されました。
1番は、1フレーズ1人ずつ歌っていきました。
プレーヤーさんはやっぱり歌も上手いのかなと、どきどきわくわくしました(笑)
柏木さんのときには、「かわいい〜」と会場から声があがったり、高田さんや田辺さんは声を太くして歌ってみたり、エレクトーン演奏をされている窪田さんや渡辺さんが歌うときには、みんなでエレクトーンを囲んで、手をヒラヒラ〜とさせてみたり大盛り上がり。
2番は、プレーヤーさん全員と会場のお客さん全員で歌いました。

チャリティコンサートですから、アンコールやサイン会、控え室への訪問もなし。
ですが、はじめから最後まで大盛り上がりの本当に豪華なコンサートでした。